2015年1月31日
新オレンジプラン
おつかれさまです。永島です。
1月27日に政府が進める認知症施策として、厚生労働省より「新オレンジプラン」が正式に発表されました。
http://www.mhlw.go.jp/
ニュースで見ていて興味がわいたので、「新オレンジプラン」とはどんな内容なのかを自分なりに調べてみました。
「新オレンジプラン」には、基本方針と主な施策の「7つの柱」があるんですが、
基本方針は、
「認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で、自分らしく暮らし続ける社会の実現を目指す」こととしていて、
まだまだ「認知症はなってはいけないもの」「なったら怖いもの」というようなイメージをどうしても持たれがちだと思うんですが、それを払拭し認知症とともに暮らす社会に。というメッセージがこめられています。
そして「七つの柱」なんですが、原文は小難しくてわかりづらかったのでざっくり書くと、
1. 認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進
まずは認知症についてよく知りましょうということなんですが、身近にいないとなかなか理解しづらいので、普及役として認知症サポーターを育成したり認知症の人の姿を発信したり、といった具体的な施策が考えられています。
2.認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供
人によって症状が違う認知症について、初めて介護や看護の仕事に就く人向けの基礎研修などで専門的なケアをより一層進めていくことになりました。
3.若年性認知症施策の強化
認知症は高齢者だけがなるものではない。ということをきちんと理解し、若くして認知症になってしまった場合の相談ができないということがないよう、ネットワークの整備などが行われます。
4.認知症の人の介護者への支援
認知症患者本人へのケアだけではなく、介護する側へのケアも大切。介護者が相談できる認知症カフェを何個増やすかという数値目標ができました。
5.認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進
超高齢社会である日本にとって、認知症であるなしに関わりなく、高齢者が暮らしやすい社会づくりが求められていきます。高齢者が利用しやすい商品やサービスづくりを進めていきましょうということが改めて記載されました。
6.認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、介護モデル等の研究開発及びその成果の普及の推進
どうしたら認知症を予防できるかを研究したり、治療薬の開発を進めたりしていきます。
7.認知症の人やその家族の視点の重視
認知症の人やその家族がなにを必要としているかというニーズを把握し、それをサポートをしていける社会になること。
そのための実態調査や、その結果に基づく支援策の強化などが進められる予定です。
周知のように、今の日本は4人に1人が65才以上の超高齢化社会です。
自分の親や身内ももちろん歳を重ねてどんどん高齢になっていきます。
いつなにが起きるかわからないし、起きてしまってからでは遅いかもしれません。
私事ですが、実際に私の親は去年突然大病を患いました。
そういったときに対応できるように、今のうちからきちんと知識を深めていかなきゃいけないなとニュースを見ていて再認識しました。
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