2017年9月10日
訪問理美容の本質
おつかれさまです、ナガシマです。
訪問理美容という仕事の特性上、お客様が鬼籍に入ることは避けられません。
先月今月とお別れが立て続けに重なっていて、
なんとなく久しぶりに映画の『おくりびと』を観返したらいろんなことを考えてしまいました。
髪の毛って寝たきりになっても終末期になっても変わらず伸びるんですよ。
伸びたらやっぱり切りたくなるだろうし、本人がわからない状況でも身内の方が希望されるし。
少し前に身内に不幸がありまして、そのときに初めて知ったんですが、通夜葬儀のときの納棺師ってヒゲは剃るけど髪は切ってくれないんですよね。
だからこそ生前最期のカットを担当させてもらえたことは何回経験してもホントに光栄に思うし、訪問理美容の根源とか本質みたいな部分を毎回痛感します。
職業に貴賤はないけど、介護職とか医療従事者とか、それこそ納棺師もだけど、命に関わる仕事はホントにスゴいと思うし尊敬します。
こういう経験は何度経験しても慣れることはできないですが、今後に活かすことができるように乗り越えて前に進んでいきたいと思います。
ご冥福をお祈り申し上げます。