2018年3月4日
『訪問理美容』とは
おつかれさまです、ナガシマです。
最近、新しく知り合う理容師・美容師の方々から訪問理美容についてたずねられる機会がちょいちょいあるので、ちょっと長くなるんですがワタシの思いを書きたいと思います。
よく聞かれるのが、『なぜ店舗出店じゃなくて、訪問理美容での独立を選んだのか』ということなんですが、
美容師・理容師はアシスタント時代から一人前になるまでにほぼ全ての技術で練習台で人間のモデルが必要になります。
私も友人・知人・学生の頃の先生・友人の会社の同僚 etc 、かたっぱしから頼みまくって練習させてもらってました。
そうして本当にいろんな方にご協力していただいてスタイリストになれて働いていたときに、練習モデルにも協力してくれた学生の頃の友人が結婚することになり、カットとセットをやらせてもらうことになりました。
そのことがものすごく感慨深くて、いろんな方々のおかげで身につけられた技術を、お返しに今度はまわりに還元したいと強く思うようになりました。
そんな最中に、訪問理美容の存在を知り、実際に経験する機会にも恵まれて、訪問理美容を本職にしたいと考えはじめました。
そこから紆余曲折はあったんですが、相棒のフジイと二人でキュアフルを立ち上げて現在に至ります。
訪問理美容というのは、理容師・美容師の働き方としては新しいカタチの部類になるだろうし、王道ではないかもしれません。
正直な話、従来のサロン勤めと違い、対象となるお客様はお元気な方ばかりではないので、結果的に生前最後の施術となることもあるし、メンタル的に落ち込むような場面に直面することも少なからずあります。
でも自分が身につけた技術で誰かの役にたてているという実感と喜びはそれ以上にあります。
それにまだまだ発展途上の業種なので、可能性はものすごく広がっていると思います。
おかげさまで毎日忙しくしているとどうしても忘れがちなんですが、
誰かに聞かれたときに胸をはって自信を持って答えられるように、初心を忘れず日々過ごしていきたいです。